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Bishop Mary Ann Swenson preaching at ecumenical memorial service in the Catholic Memorial Cathedral for World Peace. © Paul Jeffrey

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「今は、核兵器の持続を訴えるいかなる支持も放棄すべき時です。大量殺戮が私たちを守る合法的な方法であることを受け入れよという要求は、今こそ拒否する時です。」メアリー・アン・スウェンソン司教は、85日広島市の世界平和記念聖堂における英国教会カソリック平和記念の礼拝でこのように語りかけた。

世界教会協議会(WWC)中央委員会の副議長でもある米国メソジスト教会出身のスウェンソン司教は、現在、昭和20年8月6日と9日に投下された原爆の犠牲者を追悼するため教会の代表者が日本を巡礼しているが、その団長をつとめている。

スウェンソン司教は演説の中で、教会は「語れる証人」であることを強調した。

「WCCの今回の巡礼には7カ国から教会のリーダーたちが参加しており、みな核兵器のない世界を望んでいます。しかし、年が経つにつれ、その7カ国の政府はいつでも核兵器を使用することができるようになりました。日本で原爆による破壊から70年経つにもかかわらず、全体で40カ国の政府がいまだに核兵器に依存しているのです。」

「兵器とエネルギーは、人々と神の創造物のためになるような方法で使用されるよう判断すべき時です。物質的な面の欲求や利便性は、私たちが消費するエネルギー源や質への不安から目を背けさせていることを告白する時です。」

「日本巡礼に参加した教会のリーダーたちは、アメリカ、ドイツ、日本、韓国、ノルウェー、オランダ、パキスタンのWCCメンバーを代表しています。彼らは、被爆者、教会のメンバー、宗教界のリーダー、政府高官と話をし、広島と長崎から世界に向けてそれぞれの国で行動を起こすべく働きかけてまいります。」

メアリー・アン・スウェンソン司教の説教の全文:「命のピースメーカー達」

教会リーダー達の広島、長崎への巡礼:ファクトシート

正義と平和のWCC

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