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核の脅威を終結させるため、教会指導者が広島と長崎への巡礼の旅に

核の脅威を終結させるため、教会指導者が広島と長崎への巡礼の旅に

ハノーファー、エギディエン教会の平和の鐘。この鐘は1983年の広島とハノーファーの姉妹都市締結を追って、原爆犠牲者の追悼のために広島からハノーファーに寄贈された。©ドイツ福音主義教会/スザンナ・エルリック

27 July 2015

核兵器への賛否に関し歴史的選択を迫られている7カ国の教会指導者が、今年8月初め、70年前に原爆により破壊された2つの都市に巡礼の旅へ。

世界教会協議会(WCC)のメンバーである教会を代表する、アメリカ、ドイツ、日本、韓国、ノルウェイ、オランダ、そしてパキスタンからの教会指導者たちが、1945年8月6日と9日に投下された原爆の犠牲者の追悼のため、広島と長崎を訪れる。

代表団は日本で原爆被爆者や教会のメンバー、宗教指導者、そして政府関係者と会合を開くことになっており、この2つの都市から、行動を求める世界的な声を発するつもりだ。鍵となる一歩は、「法的な溝を埋め」、核兵器の公式な禁止を確立するために政府間の新たな誓約に加わるよう、自分たちの母国の政府に強く要求することだという。この人道的構想はすでに113カ国の支援を得ている。

代表団を率いるのは、WCC中央委員会副議長である、アメリカ合同メソジスト教会のメアリー=アン・スウェンソン監督だ。

「我々が広島と長崎を訪れるのは、原爆の恐怖を決して忘れないためです。そして国連総会においてますます大きくなる、『人類の生存そのもののために、いかなる状況においても核兵器を二度と使用してはならない』という大多数の声を主張するためでもあるのです」スウェンソン副議長はそう語る。

「WCCの正義と平和の巡礼におけるこの通過点は、非常に重要なものです」スウェンソン副議長は言う。「我々は、70年前に史上最悪の兵器により破壊されつくした土地に集まりながらも、いまだに40カ国の政府が核兵器に依存していることを知っています。さらに9つの州が核兵器を保有しており、他31の州が自らの代わりにアメリカが核兵器を使用することを認めているのです」

イランとの交渉や、ウクライナを巡る危機において使われている脅威的な美辞麗句により、核兵器が今日のニュースに上っている、とスウェンソン副議長は続ける。「次の脅威がどこで勃発するか、そしていつその脅威が実際の破壊を引き起こすかは分かりません。我々はこの巡礼を行いながら、世界中のキリスト教徒が我々の祈りに加わってほしいと願っています」

「原爆投下70年の今年は、重要な節目です」そう語るのは、WCC国際問題教会委員会(CCIA)のピーター・ブローブ局長。

「1945年の投下を生き延びた人々のほとんどが80代になった今こそ、時を得ているのです」プローブ局長は言う。「彼らの『決して、二度とあってはならない』という叫びは、今でも人々の耳に届けなければなりません。核保有国が、自国の核兵器を約束通り廃絶する代わりに近代化を行っている今、急がなければならないのです。しかし同時に希望があるのは、国際的な民衆の大多数が今まで以上に大きくなり、核兵器廃絶のために集まって、WCCメンバーである教会もそれに関わっているということです」

今回の巡礼に関わる7つの教会は、世界で最も恐ろしい兵器に対し反対の態度を取るのにふさわしい立場にある。彼らの母国―アメリカ、ドイツ、日本、韓国、オランダ、ノルウェイ、そしてパキスタン―の政府は、核兵器の武装解除を誓いつつも、70年前に大きな破壊をもたらし、今日も人類の脅威となっているその兵器に依存しているのだ。自国の核兵器を保有するパキスタンを除き、これらの国の政府は、敵に対しアメリカが核兵器を使うことに備えている。4カ国がNATOの加盟国としてこういった冷戦の様な姿勢を取り、日本と韓国の2カ国は太平洋におけるアメリカの同盟国として同様の構えを見せている。

WCC 副総幹事のイザベル・アパウォ・フィリ博士は、「この巡礼は、今日においても核兵器に依存している各国政府に対して、70年前の広島原爆投下から始まった矛盾への倫理的かつ精神的な批判をもたらすことで終わりを迎えるでしょう」と語る。「この巡礼の目標は、身近にあるまたとない機会の価値を外交政策関係者が認める手助けをすること――つまり、危険かつ不平で不安定な現状を維持するのではなく、民衆の大多数と肩を並べて公益を促進するということです」

日本を含む、核に依存した7カ国への旅は、WCCの正義と平和の巡礼の一部だ。

スウェンソン監督の他の代表団メンバーは、WCCアジア議長で韓国基督教長老会総会のチャン・サン牧師、ドイツ福音主義教会の総裁監督であるハインリッヒ・ベドフォード・ストローム監督、在日大観基督教会の許伯基(ホ・ベッキ)牧師、また日程の一部では日本聖公会のナタナエル植松首座主教、ノルウェー国教会のトル・ヨルゲンセン監督、オランダ・プロテスタント教会のカレン・ファン・デン・ブロエケ牧師、パキスタン教会のサミュエル・アザリア主教、米合同メソジスト教会のエキュメニカル担当者でWCC国際問題教会委員会の委員であるスティーブン・シドラック牧師、WCC国際問題教会委員会のピーター・プローブ局長、そしてコンサルタントのジョナサン・フレリックス氏となっている。

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WCCメディア窓口:ジョナサン・フレリックス(Jonathan Frerichs):jcf@wcc-coe.org、+41.78.924.9739

WCC正義と平和の巡礼

WCCプロジェクト「核兵器抑制に従事する教会」

広島原爆の日における平和と正義の祈り

国際問題教会委員会

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